11月12日法人内での研修の一環として、看取り研修をながれすぎ光風苑で行いました。
内容は事例発表形式で、在宅と施設部門の取り組みについての発表でした。在宅部門は熊野拠点の事業所が関わっている事例で、居宅・通所介護・訪問看護ステーションの在宅サービスが、それぞれの立場で肺がん末期のご利用者とそのご家族を支え、看取りに取り組んでいる現状の発表でした。 施設部門は、流杉拠点の特別養護老人ホーム(以後は特養と表記)における事例でした。
近年、治療を行っても回復が望めない、延命治療を希望しない高齢者の人生の終末を、生活の場である特養において看取りを行う事が求められています。その中で、看取りケアに関わる施設職員は、入居者の心や身体の変化に触れ、ご家族の想いに感じ入る機会が多くなります。
入居者の尊厳を保っているかを常に念頭に置いて介護にあたる事が求められます。
そのため、過去に行った看取りケアについての振り返りがとても重要と踏まえ、職員に振り返りのアンケートを実施した結果をまとめた発表でした。
今回は、それぞれの事業所の職員が関わった事をまとめ、発表を通じて施設と在宅の垣根を超えて学び合いました。