福島にて思うこと

 東日本大震災にともなう福島第一原子力発電所の事故の影響で、当時同地域にて

活動する福祉施設は物資の不足や交代スタッフの不在で過酷な状況に置かれ、

なおかつ原子炉建屋の度重なる水素爆発と、その後の放射能物質の拡散により

幾多も避難所を転々とする事を余儀なくされました。

 

震災から3年以上経過した今も施設のスタッフ不足が続いていると

聞いておりましたが、福島県社会福祉協議会が調整役で、

介護スタッフの応援を募っている事を知り、11月29日から12月14日まで

福島県双葉群にある特別養護老人ホーム「花ぶさ苑」にて

苑のスタッフと一緒に介護業務に従事じています。

 

 

 

 

 

出発前にながれすぎ光風苑施設長より

『避難弱者――あの日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか?』いう本を

読ませていただき、あらためて震災当時の施設スタッフの苦労を知り、

少しでもお役にたてればとの思いで勤務しています。

派遣期間中はアパートと車両の準備をしていただいています。またお休みも

数日いただいていますので、この機にできる限り福島原発の近くまで、

またもう少し遠出し、石巻、大川小学校跡、南三陸、気仙沼と己自身の目で見て、

復興の様子を感じたいと思っています。気仙沼には会いたい方々がいますしね。

 帰るころは丁度衆議院議員選挙の投票日ですね。自分の投票行動に

変化もあるかもしれませんね。福島にいる間に、あと数回はブログをUPしたいと

思っています。

 

 何も心配していませんが、自身が抜けて、その分業務を担当していてくれる同僚の

頼もしさを痛感しているところです。富山は寒波が到来し、厳しい寒さに

見舞われていると聞き、そのことが心配です。ご利用者と光風会のスタッフの変わらぬ

日常が願いです。

ながれすぎ光風苑 R,Tより