雛飾り

 暦の上ではもう春なのに、まだ温まった布団から出るのに躊躇するこの頃です。三寒四温とは的を得た言葉と思いつつ3月も近づいてきました。3月と言えば『雛祭り』。ながれすぎ光風苑は7段飾りの大変立派な雛飾りがあり、2月16日にひな祭りの飾り付けを行ないました。

 一年に1度の飾り付けですから、「これちゃ何処に飾るんけ?」「このお飾りは右大臣様用?」と、スタッフとご利用者とで、迷いながらも和気藹々とした楽しい雰囲気で飾り付けが出来ました。本来雛祭りとは、女子のすこやかな成長を祈る節句の年中行事。ご利用者はご自分の幼少期や、子や孫の成長を思い出しておられたご様子。20代や30代の若いスタッフは、ご利用者のその頃のことをモノクロ写真や映像でしか知るすべがありませんが、ご利用者の脳裏には、鮮明にカラーで蘇るあの頃が映っていたように思えました。

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